爺やのスピンオフ便り

奇妙な体験や多重介護日記や過去に描いたマンガを、お披露目したいな~と。

【奇妙な体験season3-4】 自宅拝見の巻4。


これは全て、爺やの奇妙な実体験のお話しです。前回のお話しは以下から。

 (爺やが勝手に値段設定してしまった、ひと月1000円の)霊能者さんの元貸家の霊視は 続きます。借主が神棚だけ持ち去ったため、神棚受け板の上に8年間ずーっと取り残されていた神様。やっと神様の思いが霊能者さんに伝わり、知らぬこととは言え、爺やは悟されます。「爺やさん、突然あなたが家だけ持って行かれた時の事考えてみて。神様はずーっと、この家を守ってきてお社が無くなっても、それでも8年間ずっと我慢されてた。真下はコンクリートの土間。冬場もどんなに冷えて心細かったでしょうね。で、私が来たんで、伝えてくれと仰ったの。爺やさん、これからはあなたが神様に、ちょっとでもご恩返しする番じゃないのかしら?」言われてみれば、納得の爺やでした。(のちに土間の上に基礎を組み、しっかり洋間をこしらえました。やれやれ。)

母屋の座敷に爺や一行は移動します。座敷の壁の鴨居には、その時点で8年前に亡くなった祖母の遺影、歴代のご先祖様の遺影、そして戦争で亡くなった軍服姿の祖父ちゃんの若き23歳の遺影が祖母の横に飾られていました。「あら?軍服姿のお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの横で正座で座ってらっしゃる。もじもじと居心地も悪そうよ何故かしら?」遺影群を一目見た霊能者さんの言葉に驚く爺や!え!?( ゚Д゚)( ゚Д゚)何で正座で??祖父ちゃん??祖父ちゃんはお婿さんで、当時タンス職人としてこの家にいて師匠の娘の祖母ちゃんと結婚した。あ!( ゚Д゚)( ゚Д゚)祖父ちゃんは、未だに祖母ちゃんを師匠の娘、畏れ多い存在として敬っての正座!??ありゃまあ。それを霊能者さんに言うと「なるほど。納得したわ。」微笑む霊能者さん。「お祖父ちゃん、お祖母ちゃんの横で緊張はやめてあげてね。」

そうだよ、爺ちゃん!祖母ちゃんまで緊張しちゃってるかもよ。(笑)つづく…。

 

お題「不思議な話」