④新わんにゃんエッセイ「5-ファイブ」


④うちを怒らすと怖いおすえ。
京で生まれ育って訳あって都落ちしてきた京女猫の「ぶるう」。
仔猫の時から教え込まれた言葉と言えば、「おきばりやすぅ」、
「考えときますわぁ」、「主人にきいてみますぅ」、「よろしおすなあぁ」、
「へえ、おおきにぃ」思ってもいない社交辞令・お愛想のフレーズばかり。
そう。彼女ロシアンブルーは、いけずな京都人しか飼ってはいけない猫だった!
憐れんだ「ぎをん」東男の主人にすら、言うのはお愛想。「おこしやすぅ」
・・・・・・・・・・
ご主人が、うちに耳打ちしたんどす。
「おいおい、ぶるうよ。ほら、最近まで多重介護してたあのZizzy(じじぃ)さん。
なんでもお母さんがお亡くなりになり、妹さんとの二人生活になったそうで。
俺もお前に言ってただろ、朝6時開始の神社の草むしり、来てたって、遅刻して」
ふう~ん。
Zizzy(じじぃ)さん、行きはったんどすなあ。無理せんでもよろしのに。
信じてくれはらんでっしゃろけど、あのお方、うちの言葉わかるようで。
「お前さん、いけずなことばかり言ってると損するぞ~」
( ゚Д゚)皆にはニャ~としか聞こえん鳴き声、人の言葉に聞こえるそうで。
「じ、Zizzy(じじぃ)さん!ウソでっしゃろ!」笑うZizzy(じじぃ)さん。
夕日を背に、うちはZizzy(じじぃ)さんに京都の思い出を語ったんどす。
Zizzy(じじぃ)さんだけが知る、うちが都落ちしてきた顛末。
人差し指を口に当て「二人の秘密じゃ」そう言ったZizzy(じじぃ)さん。
いつか、うちにもZizzy(じじぃ)さんの過去のお話教えておくれやす…。
お読みいただきありがとうございました。(^▽^)/
じじいが描いた、マンガ、奇妙な体験 、毒舌似顔絵、手作り雑貨
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